全話無料公開でゴールデンカムイを初めて読んで、いつの間にか鶴見中尉殿のことが好きでたまらなくなっていた。本編は怒涛の展開で、今思っていることが来週にはひっくり返るかもしれない。時は一刻を争うので、現時点の色々思うところを書き留める。
(294話なう)
鶴見中尉の好きなところ
・黒髪、白の額当て、赤い傷の鶴カラーキャラデザ
・美人
・用意周到
・手間を惜しまない
・ワルワル顔がかっこいい
・ギンギン顔がかっこいい
・キラキラ顔がかっこいい
・頭脳明晰
・努力家
・根回し上手
・不器用
・愛情深い
・感情表現が豊か
・大げさな身振り手振り
・欲張り
・前向きでへこたれない
・いじらしい
・かわいい
・死神
・聖母
・とても人間らしい
色々な顔があって、キャラクターによって色々な受け止めがあって、底が知れない鶴見中尉だけど、札幌の教会でアシリパさんとソフィアに語ったことは概ね真実だし、本編で本当のこととして描かれていることは真実だし、鶴見中尉は彼の信じる正義のために狂ったように走り続ける、強くて美しい人なんだ!好き。
鶴見中尉がゴールデンカムイの登場人物として面白いのは、いろんなキャラクターとの関わりがあるところ。主な関わりに関する所感。(1027現在)
・月島と鶴見
鶴見中尉の魅力的な表情はたくさんあるが、「私の戦友だから・・・」は傑作。月島が本当に可哀そうになる。手に入れるのにも手間をかけ、その後のメンタルケアにも抜かりがない。月島も面倒くさいし、面倒くさいけど手間をかけて月島をレベルアップさせるのが嬉しい鶴見中尉も面倒くさい。どっちもどっち。偶然を装って一緒に行った場所が実は妻子との思い出の家だったのはふつーに最悪なので月島ブチギレも致し方ない。月島はもう鶴見の一部にされてしまったから、どんなに心が揺れても結局は鶴見中尉の隣が居場所だし、鶴見の最期にはちゃんと月島も連れて行ってほしい。
・鯉登と鶴見
お気に入りの薩摩隼人、の響きがまず良い。甘やかさないスタンスと見せかけて、実は大サービスしている。鶴見劇場が真実をベースに嘘を混ぜていくスタイルなのに対して、鯉登誘拐劇はほぼ嘘なのが気になる。今まさに本編の盛り上がりどころで、気が気ではない。鯉登の初恋は儚く?激しく?散ってしまうけど、鯉登は鶴見を裏切ったりしない。これまでとは違った形で鶴見中尉との信頼を深め、鶴見中尉に寄り添い支えてくれると信じている。鶴見中尉を一人にしないのが鯉登の役目だよ!それにしても、父とのわだかまりと兄へのコンプレックスを解消させたところに、父でも兄でもない憧れの男性として現れ初恋を奪うとは、あっぱれなやり方!それが全部仕込みの芝居だったとか、鶴見中尉ひどすぎる。好き!!
・尾形と鶴見
鶴見中尉に膝をナデナデされて「触んなクソ上司」とならずに「たらしめ・・・」と思うあたり、尾形も鶴見さんのこと魔性だと思ってるよね?尾形は鶴見との関係に限らず、何が何だかよく分からん。尾形と鶴見を考えるところまでまだ到達できていないので、本編で尾形のターンが来る前に考えたいが・・・。
・菊田と鶴見
勇作さんの童貞防衛作戦を任される程度には第一師団で信頼されていた男が突然北海道に赴任してきて怪しい。しかも妙にセクシーな男なのでさらに怪しい。どうやって鯉登誘拐劇に参加できるまで鶴見の信頼を勝ち取った(泳がせるために懐に入れただけ?)のか知りたい。鶴見中尉が菊田がスパイだと気付いたのはいつ?最初から?知りたいことはたくさんあるのにもう菊田さんのターンは来ないのかな。
・宇佐美と鶴見
愛の当たり屋宇佐美。あんなに丁重に見送ったのが意外だった。鶴見中尉愛情深い!鶴見を解っている風で、自分を守るために斜めから見ているので理解がズレているのが、いじらしい。月島が対鶴見で全くわきまえてなかった件について、宇佐美の感想を聞きたい。元々はせいぜい愛想とおべっかで他人を誑かして済ませていそうだったのが、恐らく宇佐美に出会った(「共犯らいね・・・」)せいで大げさな劇場型たらしこみに変わったと思うので、宇佐美は鶴見の特別ではあるね。
・二階堂と鶴見
二階堂が鶴見についていく理由は杉元への復讐で、とても分かりやすい。鶴見中尉のことが割とどうでもいいという貴重な人材。一方で、鶴見が二階堂を連れまわす理由が分からない・・・戦闘能力は高いかもしれないけど、壊れちゃってて不安定で扱いが難しいし、一度造反しようとしたんだから優しくしてあげる義理もないだろうし。鶴見の二階堂への気持ちが本当にわからない。かわいそうなのがかわいい?実は鶴見も昔双子の片割れを亡くしていて同情してる?対杉元兵器として評価してる?二階堂には中尉の左耳をゲットしてほしい。
・アシリパさんと鶴見
鶴見中尉が作中で最も取り乱した相手アシリパさん・・・アシリパさんは鶴見中尉を可哀想な人だと言ったけど、そんなことはないと思う。妻子を、戦友を想って走り続ける狂気は、可哀想なだけじゃないの、分かってほしい。変わってしまったんじゃなくて狂うつもりで狂ってるんだよ。鶴見中尉には80歳まで長生きしてほしいけど、それはそれとして殺される結末になるのならアシリパさんがいい。でも、アシリパさんが人を殺める道理を持てるようなことを鶴見中尉がやるとは思えない。
・杉元と鶴見
序盤の杉元スカウトは、本当に戦力として欲しかったんだろうな~アシリパさんと出会う順番が逆だったらどうなっていたかな。暗号解読ができた今、もう鶴見にとって杉元は要らない存在かな?杉元vs鶴見はない気がする
・ウイルクと鶴見
保留。ウイルク・・・
・鯉登平二と鶴見
平二さんは花沢中将の件もあって中央に不信感ありだし、また鶴見中尉の傀儡になるような小さな人ではない。音ノ進誘拐犯のロシア人がそこらのチンピラ犯罪者で何かおかしいのは分かっているはず。平二さん的にも、鶴見中尉は利用価値があって騙されたフリして利用していた?鶴見中尉が変な甘えん坊になってしまう包容力。鶴見の甘えん坊もっと見たい