宝塚歌劇のおかげで楽しい1年間を過ごせた。ノートに貼ってあるチケットを数えると、今年は43回宝塚を観劇したらしい。暇なのか?
日常ベースでは「もう1年経ったの!?」と思っても、宝塚観劇の思い出を振り返ると全くあっという間と思わず、色々見たなぁ♡と充実感を覚える。幸せなことだ!作品の感想や今年好きになったタカラジェンヌなどを総括する。
1.作品所感
2.急上昇ジェンヌ2021
3.思い出
1.作品所感
今年見た作品の個人的ランキングと感想。お前全然わかってないな!!と意見があったら是非教えてください。
<最優秀賞>
・桜嵐記
とても感動した。正直、主人公の心の動きは理解できないところもあったけど、構成と演出が神がかっていて泣ける泣ける。特に、楠正行が最後の戦いをしているシーンで思い出の中の楠木正成が楠の歌を歌うシーン、ラストの出陣式のシーンが美しくて良かった。
・バロンの末裔
恋、郷愁、人間愛・・・見た後にとても爽やかな気持ちになる。エドワード、キャサリン、他のメインキャラクターもそれぞれ長所短所含めて魅力的で良かった。ロマンス部分は動きが少なくても、ロマンチックで切ない。
・アナスタシア
今年上演した海外ミュージカルだと一番ストーリーも曲も好き。互いにチクチクしていたディミトリとアーニャがだんだん打ち解けていくところ、アーニャがプリンセスとしての立場を捨ててディミトリを選ぶところ、王道なロマンスにときめく。
<優秀賞>
・ロミオとジュリエット
シェイクスピアっぽいセリフや歌が面白い。若い恋が眩しい。結末が分かりきっていても手に汗握る、古典のパワーを感じた。愛ちゃんのティボルトがセクシーでヤバかった。
・Nice Work If You Can Get It
舞台美術がおしゃれだった。ガーシュウィンの曲でノリノリになれるし、コメディでとにかく笑えた。女たらしのれいちゃんに男の子みたいな華ちゃん、変な美女のひとこちゃん、楽しかった。
・元禄バロックロック
圧倒的権力者の一喝で場を収めるという身も蓋もない結末だが、ポンポン話が展開して楽しかった。何回も時を巻き戻して恋心を募らせるヒロインがかわいい。ツナヨシとヨシヤスの仲良し主従も萌えた。武士道ガチ勢(?)が見たら憤りそうで心配。
<佳作>
・fff
望海風斗さんの歌パワー!!!展開も哲学的な問いも面白い。ただ、主役が幻想とばかり話してるのとヒロインが幻想なのとが内向的に完結している印象で物足りなかった。
・プロミセスプロミセス
舞台美術がおしゃれで、歌も盛りだくさんキキちゃんかっこいい!!しかしお話が不倫祭かつ不倫おじさんたちの良さが全く分からず(部下の家借りないでホテル行けよケチくさいな)、全く共感できなかった。
・シティハンター
原作のキャラクターを詰め込んだうえでオリジナルストーリーがテンポよく進んで楽しかった。デニムにジャケットでばっちり決まる咲ちゃんかっこいい!セクハラ祭り(原作が古いしね)と、衣装が地味なのがウーンかな。
・ホームズ
場面ひとつひとつは面白いのにトータルでは結局何だったんだろう(笑)。まかキキの決闘とまか潤のハッピーエンドがなんか良い感じなので良いと思う!真風涼帆ロングマント祭り♡
<まぁ・・・>
・哀しみのコルドバ
曲やセリフや演出は名作らしく素敵なんだが、アンフェリータを捨てておきながら異母兄妹というだけで諦めるオチにズコーッとなった。
・柳生忍法帖
七本槍の自己紹介ソングくらいは欲しかった。ストーリーがバタバタしている上に退屈だが、殺陣が超かっこいい、こっちゃんの低音ボイスが素晴らしかった。演出がんばってくれ。
・アウグストゥス
優しいヒーロー的なことやりたかったんだろうけど、主人公の魅力も求心力も分からないし、話が退屈。謎だった。
<ショー>
・シルクロード
盗賊と宝石というコンセプトがロマンチックで好きだった。(なんちゃってヨーロッパやなんちゃってアメリカには慣れてるのに、なんちゃって西アジアには良いのかな・・・?と思うのはなぜだろう。西洋視点を内面化している気分になるからだろうか)
・Cool Beast
Beastな花組のみなさんがかっこよかった。
・Dream Chaser
トップ退団で盛り上がるけど、ショーそのものとしては単調で微妙だった。
・デリシュー
スポーツとして(?)めちゃくちゃ楽しかったけど、詰め込みすぎなので緩急があった方がショーとしては良い。
・Fire Fever
あーさの謎場面と中詰めハット以外は楽しくて好き!
・モアー・ダンディズム
プロローグ隊形移動、キャリオカ、ハードボイルド、どれも生で見られてうれしかったしこっちゃんの歌パワー!!低音♡
・アクアヴィーテ!!
スタイリッシュで今時っぽく、場面のカラーが様々で楽しい。邦楽の使い方が効果的で良い。乾杯が楽しい♪
・The Fascination
100周年スペシャルな雰囲気がワクワクするし、ダンスたくさんでとても楽しかった。
2.急上昇ジェンヌ2021
私が今年好きになったタカラジェンヌを記録する。
・白雪さち花さん
声が良い・・・♡
・礼華はるさん
キャワイイ
・極美慎さん
キャワイイ
・愛海ひかるさん
美人さんで華やか。笑顔の圧が良い。
・朝木陽彩さん
歌声がきれい。笑顔がかわいい。
・愛未サラさん
全ツでのお芝居が上手くてびっくり!今後が楽しみ。
・潤花さん
今年の急上昇No.1。「雪組から来たの?ダンスが得意なんですって?美人さんね、まぁ、頑張ってくださいな。」なんて思っていたのが懐かしい。今では潤花かわいい!大好き!状態。素顔がハチャメチャ面白いのはもちろん、舞台上でのセリフの声の美しさや、ショーでの華やかな雰囲気が魅力的。大人っぽい美人さんではあるけど、健康的な明るさが持ち味だと思うので、キャサリンがとても合っていた。ネバセイも楽しみ。歌は頑張ってくれ。
3.思い出
今年一番の思い出は、シャーロックホームズ/デリシューの真風涼帆さんお誕生日公演!!
デリシューはアドリブ祭りで、特にキキちゃんによる一場面まるごと誕生日パーティ化には興奮した。キキちゃんの場面支配力と客席を喜ばせたいというサービス精神に感動。真風さんも宙組生もずっと楽しそうで、幸せだった。デュエットダンスで潤花が捌けた後に、客席を見渡して投げキッスをしてくれたの、本当にうれしかった。最高の思い出。
すっかり宝塚歌劇が日常に根付いた一年だった。また、今年はB席の良さに気付いた。B席最高!来年もたくさん観に行きたい!一緒に行ってくれる人いたら声かけてください。